- エンジニアとして成長するために学んでいきたい。
- 勉強が大切と言われるけど、具体的にどう学んでいけばいいんだろう?
- 学ぶための学習方法や参考書籍を知りたい。
今回はこんな方に向けて記事を書いていきます。
本記事では、エンジニアと勉強の関係性を解説します。
エンジニアにとって勉強が重要な理由から学び方まで解説しました。
今後の学習に役立てていただければなと思います。
それでは始めましょう。
勉強しないエンジニアは稼げない

エンジニアとして成長していくためには勉強が必須です。
そして勉強しないエンジニアは稼げる金額が下がります。
理由は以下の3つです。
- ライバルに勝てない
- 重要な仕事を任せてもらえない
- 依頼主の信頼を得られない
1つずつ見ていきましょう。
理由1:ライバルに勝てない
たとえば、同じ時期にエンジニアになった2人がいたとします。
・Aさんは仕事以外の時間で毎日2時間勉強する
・Bさんはゲームばかりして全く勉強しない
こういう状況が1年続くとどうなるでしょうか?
・Aさんは年間で約700時間ほど学習
・Bさんは年間で学習した時間はゼロ
見れば分かりますよね?
年間700時間というと約30日です。
1カ月間寝ずに勉強したとなるとかなりのスキル向上が見込まれます。
1日2時間の努力でここまで差がついてしまうんですね。
ちゃんとした会社であればスキルに応じて給料が支払われますし、フリーランスなら尚のこと単価に影響が出るでしょう。
理由2:重要な仕事を任せてもらえない
次はチームで働くことを考えてみましょう。
先ほどの2人がとあるプロジェクトに参画したとします。
スタート地点では同じスキルだった2人は徐々に差が開いてきます。
- Aさんはコーディングのスピードも上がり、生産性が劇的に上がる
- Bさんはググりながらのコーディングで、1つの作業に時間がかかる
こんな状況が続くとプロジェクトマネージャーは間違いなくAさんを評価します。
その結果、
- Aさんは重要な仕事を次々に任せてもらえる
- 仕事の質が上がる
- 勉強の習慣があるのでさらにスキルが向上する
といった好循環が生まれます。
2~3年経ったころにはAさんだけ昇格といったこともあり得ます。
昇格することで給料もアップしますので、ここでも差がついてしまいます。
理由3:依頼主の信頼を得られない
最後にシステム開発を依頼された場合を考えてみましょう。
ある依頼主がシステム開発を依頼する場合、どんなことを考えるでしょうか?
・なるべく最新の技術を扱いたい
・高速なシステムを作りたい
・だから技術力が高いエンジニアに依頼したい
こういったことを考えます。
自分に当てはめてみても同じことが言えると思います。
たとえば、パソコンを買いに行く時に新しいパソコンの知識がない店員からは買いたくないですよね。
結果、理想とは違う古いパソコンを勧められることになります。
システムの依頼主も同じで、高い技術力を持ったエンジニアの方が有利です。
仮に勉強してないエンジニアが依頼を受けたとしても、求めていたレベルの成果は出せません。
結果的に依頼主の信頼は得られずに次の仕事につなげられないということになります。
エンジニアとして成長するための具体的な学習方法

以上、エンジニアにとって勉強が必要な理由をお話しました。
じゃあ具体的にどうやって勉強していけばいいの?ということで学習方法をお伝えします。
- 書籍を使って勉強する
- 学習サイトで勉強する
- 勉強会に参加する
- プログラミングスクールに通う
書籍を使って勉強する
メリット
書籍を使って勉強するメリットは一つの分野を体系的に学べることです。
ネットで検索して勉強する場合は、かいつまんで学ぼうとするので重要な部分が抜け落ちてしまう可能性があります。
書籍であれば順序だてて解説されているので、正しい必要なステップを踏んだ学習が出来ます。
デメリット
そもそも本を読む習慣がない人にとっては苦痛でしかありません。
読んでいるつもりでも読んだ気になっているだけのこともあります。
結局、身についてないと錯覚して学習が続かない可能性もあります。
おすすめの書籍
ここではエンジニアのジャンルに分けて何冊かおすすめの本をご紹介します。
【新人エンジニア向け】若手ITエンジニア 最強の指南書
若手エンジニアが学ぶべきことが網羅されている本です。
これだけ読めばエンジニアとして必要なスキルが何なのかが理解できる本です。
技術面のスキルだけじゃなく、対人スキルなどのビジネススキルも多く扱われています。
取っ掛かりとして読むには最高の一冊です。
【システムエンジニア向け】SEの基本
システムエンジニアは技術力だけでなく、マネジメントや問題解決などさまざまなスキルが必要です。
実際の現場ではどんなスキルが必要なのかが理解出来る本です。
若手時代に身につけておくべきことから、マネジメントする立場で必要なスキルまで網羅されていますので、システムエンジニアに限らず一度は読んでおいて損はない一冊です。
【Webエンジニア向け】Webを支える技術
Webエンジニアとしてスキルを高めていくのであれば、Webそのものの理解を深める必要があります。
Webとは何ぞやというものをぼんやりとしか理解していない人も多い中で、明確に理解した上でWebの設計思想などを学べる本です。
Webエンジニアとして足場を固めていくためには必須の一冊です。
学習サイトで勉強する
メリット
本を読む習慣がない人にとっては敷居が低い学習方法です。
ゲーム形式や動画で学べるなど、実際に手を動かしやすいのが特徴です。
書籍で学ぶよりもアウトプットする頻度が高いので、学習した内容が身に付きやすいのもメリットです。
デメリット
基本的には無料で学べますが、深い部分まで学ぼうとすると有料となるものもあります。
月額料金はそこまで高くないですが、継続的な出費が発生します。
お金をかけたくない人にとっては初歩的なことしか学べません。
おすすめの学習サイト
数あるの中でおすすめとして以下を紹介します。
Progate

Progateはプログラミング言語ごとに入門編として始めるのにおすすめです。
ある程度使いなれている言語だと物足りなさを感じてしまいますが、スキルを広げるために新しい言語にチャレンジする場合はかなり有益です。
- HTML/CSS
- JavaScript
- jQuery
- Ruby
- Ruby on Rails
- PHP
- Java
- Python
- Swift
無料の範囲で出来るコースは基礎部分のみになってしまいますが、そこは使い方次第です。
ゲーム感覚で楽しめるのが特徴なので、無料でやるだけやってみて続けたいと思えたら有料コース(月額980円)にアップグレードするのもアリですね。
ドットインストール

ドットインストールは動画で学べるプログラミング学習サイトです。
1つ1つの動画が約3分で作成されているので、すきま時間を使って勉強することが出来ます。
実際の感想としては、TVドラマの続きが見たくなるのと同じような感覚で、次々と動画を見てしまうぐらい分かりやすかったです。
- HTML/CSS
- JavaScript
- Ryby
- PHP
- Python
- Java
- GO言語
ドットインストールも無料で閲覧できるレッスンは限られていて、有料コースだと月額1,080円です。
ゲーム形式で実際にコードを書いていくのが好きな方はProgate、すきま時間に動画で学びたい方はドットインストールがおすすめです。
シラバス

シラバスはWebデザインやWebアプリ開発をメインに学習できるサイトです。
少し専門性が上がるので、Progateやドットインストールで基礎を固めてからこちらで勉強するのが良いと思います。
- HTML/CSS
- WordPress
- Ruby on Rails
- Backbone.js
レッスンを通して開発の流れを一通り体験することが出来るので、プログラミングの知識だけじゃなく、Web開発の工程も学べるのが特徴です。
ちなみにこちらは完全無料です。
勉強会に参加する
メリット
いろんな人の実体験や現場での悩みなどを聞くことが出来るので、本や学習サイトで得られない生の情報を得ることが出来ます。
コロナ禍でオンライン開催されるものも多くなったので、自宅にいながら参加できるのもメリットですね。
コミュニティを形成しやすいので、いろんな人から情報収集したい人にはおすすめです。
デメリット
オンライン開催されていない勉強会だと、開催される場所によって参加できる勉強会が限られます。
場所的には問題なさそうでも日時の都合が合わないこともありますので、自分のペースで参加出来ないことがデメリットとしてあげられます。
また、ものによってはやや高額な参加料が必要なものもあります。
おすすめの勉強会サイト
勉強会サイトもいくつかありますが、個人的におすすめのサイトをご紹介します。
connpass

connpassはIT勉強会に特化しているもので、勉強会サイトの中では知名度は高いです。
とりあえずここに登録しておいて、どんな勉強会が開かれているのかを探してみるのがおすすめです。
Doorkeeper

Doorkeeperはいろいろなイベントを管理するサイトです。
参加者がイベントに申し込むとそのイベントのコミュニティメンバーとして登録されますので、次回のイベント情報などもチェックすることが出来ます。
TECH PLAY

TECH PLAYは、ITに関わる様々なイベント・勉強会・講演会・交流会・カンファレンス・セミナーなどの情報が集約されています。
プログラミングスクールに通う
メリット
メンターと呼ばれる講師がつくので、困ったことが出てきても挫折しにくいです。
スクールによっては、現役エンジニアをメンターとして採用しているところもあるので、独学よりも確実に効率よく学ぶことが出来ます。
スクールは転職サービスと連携しているところがほとんどですので、これからエンジニアを目指している人にとっては転職するチャンスもあります。
デメリット
独学で学ぶにしてもある程度の自己投資が必要ですが、プログラミングスクールはそれに比べると圧倒的に費用が高いです。
その分、早く成果を出したい人にとってはメリットかもしれませんが、金銭的な余裕がない人はそれなりの覚悟が必要です。
ただ、最近は無料のプログラミングスクールもあったり、無料でカウンセリングを行ってくれるスクールもあります。
まずは無料の範囲でいろいろと行動してみる分には検討の価値はあります。
おすすめのプログラミングスクール
みんスク

みんスクは完全未経験からプロのエンジニアを目指す方のための「無料エンジニアスクール」です。
選択できるコースが少ない印象ですが、何よりも完全無料なのが魅力ですね。
- PHPコース
- Javaコース
- エンジニアコース
tech boost

tech boostのメンターは100%現役エンジニアです。
受講生に合わせてカリキュラムをオーダーメイドしてくれるので、自分に合った内容でスキルを上げていけます。
オンラインでも受講可能なので、自宅からでも学習できるのがメリットです。
無料説明会を受けることも出来るので、まずは話だけでも聞くのもアリです。
- HTML.CSS
- Ruby / Ruby on Rails
- PHP / Laravel
- AI
- ブロックチェーン
- IoT

Freeks

Freeksも現役エンジニアがメンターで、オンラインで受講することが出来ます。
tech boostと違ってサポート期間が無期限なので、月額料金を払い続けることが出来れば自分のペースで学べるのが特徴です。
こちらも無料説明会があります。
- PHP
- Java
- Python
- JavaScript
- AndroidJava
- Kotlin

まとめ
今回は、エンジニアとして成長していくためには勉強が必須だということを解説しました。
勉強する手段は以下の通りです。
- 書籍で勉強する
- 学習サイトで勉強する
- 勉強会に参加する
- プログラミングスクールに通う
どれにしてもメリット・デメリットがあるので、自分に合った学習方法で確実にスキルを伸ばしていきましょう。
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