こんにちは、Jeannieです。
今日はエンジニアを目指す人の理想と現実のギャップについてダラダラと書いていこうと思います。
記事の背景

なぜこんなことを書こうかと思ったかというと、最近テレビCMなんかでプログラミングスクールの宣伝をよく見かけるようになったからです。
TechAcademy、テックアイエス、テックキャンプなど、いろんなプログラミングスクールが有名人を起用して宣伝していますね。
それだけプログラミングに対する人気がますます高まっているということでしょう。
事実、エンジニアの需要は右肩上がりに増えているので、プログラミングスキルを身につけたいという人も多いと思いますし、今の時代、プログラミングスキルを身につけて副業的に稼いでいきたいと考えている人も多いようです。
そんな私も、本業でエンジニアとして働いている傍ら、プライベートの時間でプログラミングに取り組んだりしていて、プログラミングは楽しいものと思っていますので、プログラミングに興味を持ってくれる人が増えることは素晴らしいことだと思っています。
高まるプログラミング人気に比例する不安

ただ、プログラミングの人気が高まるにつれて、個人的に少し不安に思っていることがあります。
それは、「エンジニアに憧れる人の理想と現実に大きなギャップが出てこないか」ということです。
エンジニアを目指す人の中には、
- エンジニアは給料が高い
- 服装や髪型が自由
- リモートワークが当たり前
- 未経験からでもエンジニアになれる
こんな感じで良い印象だけをもって目指してる人が多いんじゃないかなという気がします。
テレビCMでも「俺、未経験からエンジニアになったんだ」とか、「最短〇〇週間でエンジニアになれる!」といった、まるで魔法のような言葉をかけられてエンジニアの世界に興味を持つ人も多いと思います。
エンジニアの世界はそんなに甘いものじゃない

でも、エンジニアの世界はそんなに甘いものじゃありません。
そう思う理由は以下の通り。
- 入社してすぐに辞める人もいる
- 給料が高いのは一部のエンジニア
- 就業規則が厳しい会社もある
入社してすぐに辞める人もいる
私の経験上、未経験で入社してきて研修期間も持たずに辞めていった人もいますし、苦痛に耐えながら仕事をしている後輩たちもたくさんいます。
何でそんなにつらいのかというと、業務で扱うプログラムのレベルと、自己学習程度で扱うプログラムのレベルに大きな差があるからです。
基本中の基本を押さえた程度のレベルだと、業務で扱うプログラムがまず読み解けません。
そして、読み解けたとしてもそのレベルでコーディングすることが出来ません。
その結果、先輩や上司から指摘の嵐、ボコボコにされて精神的にやられるといった感じです。
最近の私の周りの人間は比較的優しい人が多いので、後輩に対しても優しく指導しますが、私が新人の頃なんかは上司にドデカい声で怒られて、公開処刑のようなものを喰らったりしたものです。
なので、精神的に弱い人や真面目な人ほどすぐに辞めてしまうことが多いです。
給料が高いのは一部のエンジニア
そして、エンジニアの魅力として語られることの多い高年収。
エンジニアに転職すれば年収1000万円はイケるなんてこともよく言われますね。
たしかに、他の職種と比べるとエンジニアの平均年収は高い方に位置付けされますし、年収1000万円以上稼げるエンジニアもいます。
しかし、年収200~300万円しか稼げないエンジニアがいるのもまた事実。
1000万円以上稼げる一部のエンジニアが平均年収を底上げしている構図です。
なので、一般的なエンジニアだとそれほど高収入ではありません。
高収入を目指すにはフリーランスとなって、何でも出来るフルスタックエンジニアを目指す必要がありますが、未経験からだとこの域に達するまでにかなりの苦労を強いられることになります。
就業規則が厳しい会社もある
エンジニアなら自由な服装や髪型で働ける、フルリモートで働けるといったことも人気を高めている一つの要因です。
ですが、これは完全に会社によります。
今私が勤めている会社はある程度の私服はOKですが、前に勤めていた会社だと私服なんてもってのほかでした。
お客様と会う際に私服だと失礼にあたるという理由で。
さらに、客先常駐で働くスタイルだと客先の規則によるので、せっかく私服OKの会社に入社したのにスーツで働くはめになるといったこともあり得ます。
そして、セキュリティの観点からリモートワーク不可の会社もありますので、ここにも理想と現実のギャップが生まれます。(コロナ禍の中でもリモートワークが許可されない)
このあたりは、思想が古い会社や環境が整備されていない古い会社が多い印象で、最近は減りつつあるとは思いますが、エンジニアだからといって全て自由に働ける訳ではないということですね。
エンジニアを目指すならそれなりの覚悟を持って

とはいえ、エンジニアの世界は楽しいものです。
現在の私は会社に行くのも私服ですし、フルリモートでお昼休憩なんかも好きな時間に取ることが出来ています。
ただ、働き方はある程度自由になりましたが、やはりエンジニアとして要求されるレベルは非常に高いです。
プログラミングスキルさえ磨けば良いというものではなく、ツールの使い方やチーム開発のやり方、経験を積んでいくとマネジメントやコーチングなど、様々なスキルを身につけていく必要があります。
「プログラミングスキルを磨いてエンジニアになろう!」この考えだけでは底辺のエンジニアにしかなれないので、あくまでプログラミングスキルは土台でしかないということを念頭に、それなりの覚悟を持ってエンジニアを目指しましょう。
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